日本サッカーって本当に解釈の言語化は遅れてる気がする

日本サッカーって本当に解釈の言語化は遅れてる気がする

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日本サッカーって本当に解釈の言語化は遅れてる気がする

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たまたま今日いくつかのサッカーのプレーを言語化することについての記事を目にしたのでこの話題を取り上げてみます。まずは3つほど記事を紹介。


岡田武史オーナーに魅せられFC今治へ育成コーチが感じたメソッドの効果 - スポーツナビ

 そこでは当然、上の世代の選手がこういう部分で詰まっているから、下の世代のうちからやっておいてほしいというような要望も落ちてくるという。トップチームの練習も見ているだけに、「大人になって始めると、こういうところで詰まるのか」と見えてくるものがあるのだとも言う。岡田メソッドの肝は「言葉を作ってイメージを共有できる型にする」ということにあるが、小学生年代に教える上での戸惑いはなかったのだろうか。

「まず自分自身が、言葉を整理することがこれほど大事なのだということが分かっていませんでしたね。子どもを教えていて、理解が『早い』と感じます。伝える言葉がシンプルになって整理されていて、選手たちにも分かりやすく伝わっていく感覚があります。くさびのパスのイメージについて何やら言葉を尽くして説明するのではなく、『シャンク!(※)』と言えば通じるわけですから。しかも、その感覚は周りの選手と瞬時に共有できるんですよ」

※シャンク……岡田メソッドで規定しているパスの種類。バイタルエリアに入れるくさびのパスのことを指す

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オフトJが超えた一線。言語化による整理と規律の浸透。異端児ラモスとのバランス【西部の4-4-2戦術アナライズ】 (フットボールチャンネル) - Yahoo!ニュース

言語化によるプレー事象の整理
 日本代表に4-4-2が本格的に導入されたのはハンス・オフト監督のときだった。オフトが就任した92年はJリーグ開幕の前年にあたる。当時のフォーメーションは4-4-2か3-5-2が主流。4-4-2はMFをダイヤモンドに組んだ形が多く、日本代表でも使っていた。

 ダイヤモンド型では中盤の底に森保一、右に吉田光範、左にラモス瑠偉、トップ下に福田正博。ボックスのほうは後方が森保と吉田、前方にラモスと福田である。負傷者や出場停止者が出ても、この4人に北澤豪を加えた5人でやり繰りしていたので、5人とも複数のポジションでプレーしていた。

 アメリカワールドカップ予選まで1年半しかなかったため、メンバーを固定化していたのだ。メンバーの固定化は選手層の薄さとして最終予選のネックになるのだが、それまでの強化は順調だった。オフト監督の功績はプレーを整理したことである。

「あれ? 試合になってる……そういう感覚でした」(柱谷哲二)

 主将を務めた柱谷によると、「それまでは韓国と当たったらおしまいだった」のが、韓国に対しても互角に戦えるようになっていたという。コンパクト、スリーライン、トライアングル、アイコンタクト……オフト監督はシンプルな英語でプレーのディテールを切り取って提示した。それまでにも“あった”し、サッカーでは常に“ある”ものだが、当時の日本にはそれぞれの事象を示す言葉がなかった。事象に名前がつけられたことで、それまでモヤモヤしていたものが整理された。

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ノートとペンがあればサッカーの観方が変わる!「複雑なゲーム」をシンプルに観るための分析術【連載】The Soccer Analytics:第7回 | COACH UNITED(コーチ・ユナイテッド)

攻撃については、ボールを自陣から相手陣に進めてシュートチャンスを作り出すことを目的にした「ビルドアップ」と、それによって作り出されたシュートチャンスを得点につなげる目的、つまり「得点する」ことがチームタスクとして定義される。

攻守の切り替え(攻撃→守備)では、まずボールを失った状況でチームとしてどう対処したのかを確認する必要がある。その上で、「即座に取り返すためにボールにプレッシャーをかける」もしくは「取り返しに行かずに下がって守備ブロックを作る」のどちらかを選択することになる。

守備も同様に、相手のビルドアップを妨害して、ボールを前に進めさせない「ビルドアップの妨害」と、相手のチャンスを阻止する「失点を防ぐ」ことの2つが定義づけられる。

攻守の切り替え(守備→攻撃)では、「ボールを奪い返した状況でチームとしてどう対処したのか」を確認し、「相手チームの守備が整う前に相手のゴールに進みチャンスを作り出す」ことと、「相手のゴールへは進まずにボールの保持を優先する」のどちらかを選択する。

攻守の切り替えの選択肢については、それぞれのチームが自チームの戦略や戦術に従って選択を行う。

「レベルⅠのフィルター分析では、定義された項目の達成度、つまりできたか、できなかったかに焦点を絞って分析を行います」

4つのチームファンクションをそれぞれ定義づけられたチームタスクについて、達成度という視点で分析することで、自チームの展開するサッカーを客観的に適正に評価することができる。

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このように「プレーを言語化する」ということについては本当にここ数年悩んでおりまして、毎年海外トップレベルのサッカーではどんどん新しい解釈が生まれては対策されといういたちごっこを繰り返しているのに、日本ではサッカーファンの、それもコアなほんの少数の人間にしかその解釈が理解されないという現状があります。

自分も英語記事でそういう世界のトレンドを追ったりしているわけですが、これをアウトプットしようとなると大変です。ひとつひとつのプレーについて日本語化されていることが極端に少ないので、日本語で説明しようとすると本当に大変ですし長文になってしまうのです。

ツイッターでフォローしている方でしたらご存知かもしれませんが、少し前に状況を言語化して説明するということをやってみたのですが、やっぱりいち個人が言葉をつくって発信するよりも、メディアだったり日本サッカー界へ影響力のある人間が「このプレーは○○と言うんだ」と定義していただけるとありがたいのですがねえ...

そういう意味でもFC今治の岡田メゾットには期待してます。あれが形になってバイブルとして日本サッカーに関わる人間の共通認識になれば間違いなく日本のサッカーが強くなると思っています。








たとえばこういうのですけど、元々はペップグアウディオラがバイエルンミュンヘン時代の練習でピッチを縦に5分割して選手に認識させたことが本で紹介され有名になりました。その本を訳された羽中田さんは「レーン」という言葉を使ってこの解釈を日本語にされてましたね。外側のレーン、内側のレーンみたいな。




プレー(解釈)を言語化するというのは本当に大事で、少なくとも自分のフォロワーさんであれば「内側のレーン」と言えばどこのことかわかると思いますし、それが共通認識ということですね。そういったものが小さな集合体だけで共有されるのではなく、日本中のサッカーファンに「外側のレーン」と言えばどこのことかわかるようになってこそ、初めて日本サッカーが強くなるのだと思います。


そういえばアギーレジャパン時代から気になってるのですが4-3-3のアンカー脇のエリアに日本語の名前ってついてますかね。

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