小林祐希が叩かれているのは「監督の指示を無視したと言った」からではなく「監督の指示を無視した」から

小林祐希が叩かれているのは「監督の指示を無視したと言った」からではなく「監督の指示を無視した」から

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小林祐希が叩かれているのは「監督の指示を無視したと言った」からではなく「監督の指示を無視した」から

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これまでの経緯は【こちら】を参考に。どうやら一部報道でのコメントについて誤りがあるとして小林祐希選手が自身のツイッターで記事の内容についてツイートしました。



あれ「そんなことは言ってません」と否定はしなかったんですね。まあ正直直接「全部無視した」というのは刺激的ですしね。ただ、じゃあ彼は監督の指示を聞き入れそのなかでチームとして戦ったのかというの「NO」です。だから前回の記事を書いたわけなのですが、ここでは彼がどういうプレイをしたのか実際に振り返ってみます。






これが小林祐希が交代で入った直後の様子です。もう一度言いますが交代で入った直後です。実際にピッチに立って中から見て印象と違ったとかそういうのではなく、ピッチに入ってファーストプレイで自分のポジションを捨てて右サイドまで行ってますね。

『監督の指示や試合前の分析とプレー中感じた事が違った時に自分で考えて臨機応変に対応しプレーする能力をもっとつけていかなきゃいけない』ということを言ってるのですがそもそも最初からポジションを捨ててボールに触ってゲームをつくるという意識でピッチに入ってますね。ハリルホジッチ監督からは「裏へ走れ」という指示を受けていたはずですが、その指示を遂行するのはまず無理なポジショニングからスタートしました。






これが次のプレイです。裏への意識はまったくなく、とにかくボールに触ろうと中へ入っていきます。もう記者に対して言った言わないという問題ではなく、最初からその気はなかったようにも見えます。









これは金崎夢生がコースを切りながらボールに対してプレッシャーをかけた場面。いるべきはずのポジションにいるべきひとがいないためまったく連動して守備をすることができていません。これでは最前線で走り回った金崎の努力はまったくの無駄です。






この場面でも左サイドハーフのポジションは捨て、裏抜けするわけでもなくボールに絡もうと右サイドへ移動しています。







ここで相手ボールになりネガティブトランジション(攻撃から守備への切り替え場面)では奪われた瞬間からパスコースを潰しながら前線の選手はボールに対してプレッシャーをかけています。





しかしここでもいるべき場所にいるべき選手がいないためフタができず相手選手がフリーになっていますね。結局こういうのは槙野と小林が連携をとりながらやらなければなりません。もしこのフリーの選手へ槙野などがプレッシャーをかけて相手の自由を奪えていたら問題にはならなかったのでしょうけど、そのポジションをとれる前に左サイドハーフの選手がいなくなっているのです。


そしてもう一度小林のプレイを見直してみましたが、この試合では一度も裏へ走る場面はありませんでした。要求をする場面はありましたがすぐに諦めて中にはいってポジションを崩しています。これじゃあ言った言わないではなく「やってない」ということでは。結局はハリルホジッチ監督の要求に対してなにひとつ実行せず自分のやりたいことをやっていたということになりませんか。


ツイッター界隈でもいろいろと小林のプレーについては指摘がでています。それは「監督の指示を無視したと言った」からではなく「監督の指示を無視した」からだと思われます。まさかハリルホジッチ監督が左サイドハーフに入れた選手にポジションを捨ててゲームを作れなどと言うのはあり得ませんし。


どうして原口元気は日本代表でポジションを勝ち取れたのか。それは監督から「ボランチやれ」と言われ、最初はわからないなかでもその監督の指示のなかで自分の特徴を示したからだと思います。もし原口がボランチをやれといわれたのにポジションを捨てて好き勝手やったら今頃彼はバカンスしていたでしょう。


小林に関しても、いつもとは違う役割を求められたかもしれませんが、そのなかで自分をどう表現するのか。ということを考えてほしかったと思います。持ってるものはたしかですし、日本代表としてこれからも選ばれてほしいと思います。ただ、サッカーはチームスポーツです。監督の戦略のなかで自分を活かす方法を見つけるという形で貢献していってほしいと感じています。

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