浦和レッズサポーターはなぜGKへのバックパスに拍手をするのか

浦和レッズサポーターはなぜGKへのバックパスに拍手をするのか

 河童戦術:39ft:
浦和レッズサポーターはなぜGKへのバックパスに拍手をするのか

39ft:
少し香しい記事を見つけました。その名も『浦和スタジアムで感じる違和感 バックパスになぜ拍手?』です。まず、浦和スタジアムってなんやねん。タイトル直して出直してきなさい。というのは後回しにしてとりあえずこの記事ではこのように書かれていました。

浦和の試合をスタジアムで観戦すると、違和感を覚えるシーンに出くわす。フィールド選手からGKへのバックパスに対して、サポーターが拍手を送るのである。確かに、プレスをかけられた状況でクリアや苦し紛れのロングキックをせずに、バックパスで攻撃を作り直すことがベターな選択な場面もあるだろう。だが、浦和サポーターはGKへのパスに、ほぼ毎回、拍手する。これは、いかがなものか。

浦和スタジアムで感じる違和感 バックパスになぜ拍手? (スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース

浦和サポはGKへパスすると毎回拍手してるんですか。いやさすがにそれは嘘だと思いますけど。何回GKへバックパスして何回拍手が起きたのか書けばいいじゃないですかー。なんて思うんですけど、じゃあ浦和サポはどんなときに拍手をしているのか。ということをミシャサッカーを欠片も理解してない自分が予想してみます。





まずは川崎ホームの試合ですけどこういう場面。浦和レッズのビルドアップに対して川崎フロンターレはビルドアップの阻止を狙っています。





浦和の最終ラインは3枚。柏木を入れて4枚ですね。対して川崎はFW2人と中村憲剛で3枚。そこに両サイドCBへボールが出たときはサイドハーフの選手がプレッシャーをかけることで全部で4枚になります。川崎はいわゆる数的同数でのプレッシングで浦和のビルドアップを阻止しようとします。





こういう状況で、記事にあったように前方にパスをだせなかったのかというのは少しおかしい話ですね。もしその前方へのパスを狙われていたら。パスカットで入れ替わられた場合最低でも3:4の数的不利のカウンターを受けることになります。またボール保持が苦しくなり縦にロングボールを蹴ったとすれば高い確率で相手に跳ね返されるかボールを失うことになります。じゃあ浦和レッズはどうするかというと。





GKもビルドアップに参加させ数的優位の状況をつくります。一概には言えませんが、浦和レッズは相手のビルドアップ阻止をかわすためにGKも組立に参加させ数的優位をつくり相手のプレッシングをかわしてボールを保持しながら前進させる目的でのバックパスが多いと思われます。数的同数でなくてもサイドのCBへボールがでたときに逆サイドを捨ててパスコースを潰しながらプレッシングをしてくるときもGKを使って逆サイドへボールを運んだりもしています。

もちろんもっと浦和の選手が最終ラインまで下りてきて数的優位をつくるということもできます。しかしそうなると前線での枚数が減り、いざ危険な場所へ侵入しようというときの枚数が少なくなってしまいますね。そこでビルドアップにGKを参加させれば前線の枚数は残したまま数的優位をつくれるわけです。

このように相手のビルドアップ阻止の狙いを理解し、自分たちのビルドアップからの戦い方も理解しているため浦和レッズサポーターは数的同数プレッシングをいなしたチームのプレーに拍手をしているのではないでしょうか。なんでもかんでもGKへ戻して拍手なんてのは悪意ある印象操作だと思います。

ちなみにビルドアップ時に数的優位だったり相手がこのような最終ラインへプレッシャーをかけてこないようなときはほとんどGKへバックパスをすることはありません。当たり前ですけど。

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