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本田圭佑の「バスケ」発言はどうして生まれたのか

本田圭佑の「バスケ」発言はどうして生まれたのか

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本田圭佑の「バスケ」発言はどうして生まれたのか

Football:


最初記事を見たときは「本当にメディア対応で本田がこういうことを言うのかなあ?」というのが第一印象でした。だって、普通思ってても言わないでしょう。海外では簡単に言っちゃう選手もいますけど、本田はもともとそういうヤンチャで売ってる選手でもないし。

というわけで、わかる範囲で調べてみます。どうして罰金をはらわなくてはならないほどの騒動となったのか。本田圭佑は本当に話していたのか。結論から言うと「たしかに口にはした」と思われます。ただしそれはメディア対応としてではなく、ただの友達との会話程度のレベルで。


Ref rage boils over at nascent Asian Cup | Daily Mail Online
"It was like a basketball game," sniped Honda. "As soon as we made contact with them, the referee blew the whistle. They need to do something about the level of refereeing here."

いちおう世間での噂では、第一報がAFPと言われております。記事を探せなかったのでMailの記事を貼ってます。河童さんは情報を追っていなかったのでよくわかっておりませんが。ただ、ここでは本田だけにフォーカスしたわけではなく、アジアカップでレフェリーに対して苦言が相次いでいるという感じでいろいろな方の発言を取り上げてました。

Soccer: Honda slams referee after Japan win Asian Cup opener | Kyodo News
Japan midfielder Keisuke Honda has slammed referee Abdulrahman Hussain and accused the Qatari of officiating Japan's opening 4-0 win over 10-man Palestine at the Asian Cup on Monday "like a basketball game."

ここは共同通信の英語版サイトですね。書いたのは「Gus Fielding」という千葉県在住のスポーツライターさんとのこと。かなりエッジの効いた言葉で本田が批判しているように記事を書いてます。

本田がアジア杯の審判に不満、「まるでバスケ」 (AFP=時事) - Yahoo!ニュース
イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)でプレーする本田は、「まるでバスケットボールのようだった。文句は言いたくないが、審判のレベルについて何らかの対策を講じる必要があると思う」と苦言を呈した。

本田、アジアの審判レベルに苦言「バスケのように笛を吹かれた」。外国人記者に語る (フットボールチャンネル) - Yahoo!ニュース
日本ほど高い技術をもつチームがなぜアジアで苦戦するのか聞かれると「(2011年カタール大会では)初戦ということもあり、我々はナーバスな状態だった。だがレフェリーのひどいジャッジを覚えているかい? 今日の試合はまるでバスケットボールの試合のようだった。我々がパレスチナの選手にコンタクトするとき毎回ファウルになった。

 アジアカップの審判のレベルは何とかしないといけない。僕だって文句は言いたくないし、試合中もそれでエネルギーを浪費することはしたくないんだ」と大会運営の向上を促した。

いよいよここでフトチャンが登場。一気に情報の信頼度がアヤしくなります。こんなことをメディアの前でペラペラ話す日本代表選手なんて普通いない(大久保さんは除く)じゃないですか。それでいろいろ調べたところこんな記事が。

本田圭佑の「審判批判」報道 微妙なニュアンス抜けている? - ライブドアニュース
本田圭佑が審判批判をしたと報じられている。パレスチナ戦後に「バスケットボールのようだった」と触っただけでファウルになったと批判したというのだ。

その会話があったすぐ近くにいて、話は聞こえてきたが、とても記事の内容になるような会話ではなかった。なのでメモを取るのを止め、本田が機嫌良さそうに話しているのを見ていた。本田は確かに審判のことについて話をしていたが、現在の報道のされ方はまさに「針小棒大」ではないか。

日本人記者との話が終わった後、なぜかそこにいた正体不明の人たちにせがまれて一緒に写真を撮り、そこからの話だった。どうやら本田と昔から知り合いのような外国人記者が英語で質問を始めると、本田は英語で「君たちは日本語でもいいんじゃないの?」と笑いながら聞き、楽しげに話した後に審判の話題になった。

その中で、本田は何度も「いつも審判のことは言わないけれど」「審判のことは言いたくない」と何度も繰り返しつつ、その中で気心の知れた記者に対して冗談めかしながら本音を漏らしたはずだ。

その場では、日本人記者は誰も質問しなかった。すべての会話が英語だったからだ。そして会話の中の、多少笑いも混じりながら話していた微妙なニュアンスが抜けたまま、記事になっている。まるで言葉尻を捉えて、面白おかしい部分だけを抜き出したかのようだ。

あら。なんかやっぱりアヤしい感じですね。ここでもうひとつ。

本田と取材をした外国人記者の方とのやりとりと思われる場面のお話。
(5:00あたりから)


そして、この会話から生まれた記事の影響は、本田圭佑への罰金処分に発展。

【アジア杯】本田に罰金!審判批判“バスケ発言”で5000ドル : サッカー : スポーツ報知
日本代表FW本田圭佑(28)=ACミラン=が、審判批判でアジア・サッカー連盟(AFC)から罰金5000米ドル(約58万8000円)の処分を受けたことが18日、分かった。AFCが公式サイトで発表した。本田は初戦のパレスチナ戦後、審判について「触るたびにファウルを取りバスケットボールのようだった」と発言していた。

つまり、馴染みの顔見知りの日本在住外国人メディアとのオフレコの会話を記事にされてしまい、それによって本田圭佑がAFCから罰金処分となったということなのだろうか。

もしこの一連の報道などが事実なのであれば、本当に最悪。信頼を裏切った日本在住外国人メディアが誰なのかの追及はしないが、これでは代表選手がメディアに対して口を閉ざしていくのも理解できる。

たしかにアジアカップでのレフェリングでは疑問に思える点も多くある。だが、それをメディアの前で露骨に批判するような日本代表選手などいないはず。もう代表選手をメディアのおもちゃにされるのは、見ていてうんざりしてきます。

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